平成28年(2016年)熊本地震
1月9日~11日 熊本地震復興支援「星空の宅配便」開催報告
2017年1月 株式会社東京モバイルプラネタリウム 代表取締役 木村直人
先般の熊本地震により亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被害を受けられた皆様にお見舞いを申し上げます。
2016年の秋、熊本市内の幼稚園でプラネタリウムを切望しているので、行ってくれないかという話がサンケイリビング新聞社のあんふぁん事業部からありました。あんふぁん(幼児向け雑誌)は熊本には配布していないが、その存在を伝え聞いた母親からの強い要望だといいます。それを受け、弊社も動くことにしました。
調べれば、熊本市博物館(プラネタリウム併設)が休館中で、プラネタリウムが見られなくなっていました。そこで、同博物館に連絡を取ると、天文学芸員の野村美月さんがいろいろ動き、公民館と小学校での受け入れが決まり、先の幼稚園と合わせて三か所で実施することになりました。
費用負担は、最低限の交通費をサンケイリビング新聞社、その他一切は弊社という形です。
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●1月9日 熊本市立託麻公民館
地震直後は、避難場所となり、会場はもとより、ロビーにも多くの住民が生活をしたとのことでした。参加者は親子連れがほとんどで、皆さんに何度もお礼を言われたのが印象的でした。右の画像は、北里館長、木村、野村学芸員(熊本市立博物館)。
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●1月10日 熊本市立力合小学校 4年生・5年生
こちらの体育館も避難場所であり、大きな校庭は自家用車で埋め尽くされたそうです。 小学生はどこも一緒で、元気一杯です。おそらく当夜は、星の観察で夢中になったことでしょう。右の画像は、子どもたちの質問に答える野村学芸員(熊本市立博物館)。
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●1月11日 熊本市 ほくぶ幼稚園
今回の事業を起こすきっかけを作ってくれたのがこちらの施設です。園児には当日まで内緒で準備されましたので、子どもたちはビックリ仰天状態で、たいへん盛り上がりました。後片付けをしていると、子供たちが再びやって来て、喜びに満ちたお手紙を頂戴し、こちらが胸を熱くしてしまいました。この事業を実施して、みんなが幸せを感じられ本当に良かったです。